東京都千代田区二番町1-2 番町ハイム1F
開店:1996年
1996年4月に学園を卒業後、半年後の10月に東京の麹町で開店された「文字平」さんです。
オープンして20年。東京でも有名な老舗店となっております。
学園の入学から開店までのエピソードを伺いました。
オーナーの中野潤さんは大学卒業後大手商事会社に入社、鶏肉を扱う食品部門の営業職に8年半ほど従事されました。入社4年目頃から、
「自分で何か始めたい。何ができるだろうか。小資本で自分の会社を作りたい」と模索する日々がつづいたと言います。街を歩きながら中野さんの目についたのはお好み焼き店でした。「世の中すっかり洋風社会だけど、これから少し和風の方に戻ってくるんじゃないかという予測がありました」
「お好み焼き店はレストランに比べたら手軽にできそうな感じがする。それでも素人が始めるには不安がある。万全を期して学園に入学しようと思いました。授業は調理技術に加え、経営学、飲食店サービスなどがコンパクトにカリキュラムが組まれていたと思います。卒業後学園が経営する総本家若竹(当時)で見習い兼アルバイト修業をしてキャベツの量が違う、サービスの仕方が遅い、なんてよく叱られました(笑)」
学園卒業後半年で店舗をオープンさせて、その時に商社時代に培った鶏肉の知識もとりいれ、お好み焼きと鶏料理文字平としてスタート。
「お昼は時間のかかるお好み焼きは思い切って出さずに、親子丼や鶏料理の定食を出して回転をよくしました」
お昼も美味しいと評判で、夜はお好み焼きと鶏料理を楽しめるというスタイルを築いてファンをがっちりつかまれました。お好み焼きは他の料理との組み合わせができるという新しい可能性に気づかせていただいたお店です。
これからも益々のご発展をお祈りしています。
(2019年4月現在)
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