「お好み焼き屋に行くのが大好きなので、お店を開業してたくさんのお客様に自分の作ったお好み焼きを食べてほしいと考えているけれど、何から手をつけてよいかわからないし、開業した後うまくやっていけるか心配」という方はいらっしゃいませんか?
この記事ではお好み焼き屋を開業するための準備から成功するまでのコツを詳しく解説していきます。
お好み焼き屋を開業するにはどのような準備がいるか
お好み焼き屋を開業するためには事前準備として届け出が必要です。
主な届け出の必要なものと、届け出先、必要な理由は次のとおりです。
届け出の種類 | 提出先 | 理由 |
---|---|---|
開業届 | 税務署 | 個人が事業を開始したため |
食品営業許可 | 保健所 | 食品衛生法に基づいて許可が必要な34業種のうち「飲食店」に該当するため |
防火対象物使用開始届出書 | 消防署 | 火を使用する設備を使うため |
従業員を雇用したり、深夜営業を行ったりするとさらに必要な届け出が増えるため、よく確認を行いもれがないようにしましょう。
これを踏まえてお好み焼き屋を開業するための資格、資金、設備、物件について説明します。
お好み焼き屋を開業するための資格
お好み焼き屋は火を使用する飲食店のため、開業するには「防火管理者」「食品衛生責任者」の2つの資格が必要です。
食品衛生責任者は食品衛生協会主催の養成講習を受講した後地方自治体に申請することで取得できるのです。
詳しくは出店予定地域の保健所で確認できます。
http://www.n-shokuei.jp/outline/sisho.html
防火管理者は日本防火・防災協会の資格講習の受講及び測定試験で合格すると取得できます。
詳しくは出店予定地域の消防署で確認できます。
https://www.bouka-bousai.jp/hp/lec_info/index.html
食品衛生責任者は1日の講習、防火管理者は甲種で2日、乙種で1日取得できるので、開業が決まったら速やかに受講しましょう。
食品衛生責任者・防火管理者・飲食店営業許可・開業届についてはこちらの記事も参考にしてみてください。
お好み焼き屋を開業するための資金
店舗の造作費用は、出店地域や店舗の広さ、どのような内装にするのかで変わりますので、内外装工事費、什器備品、設備工事など、個人でされる場合はおおまかに1坪あたり30万円~60万円と幅があります。
これに店舗の敷金・保証金が上乗せされます。
店舗のイメージと客層を考え、どこに費用を多くかけるか、また削減するかを導き出してみましょう。
お好み焼き屋を開業するための設備
お好み焼き屋を開業するための主な設備は、鉄板カウンター、鉄板テーブル、什器備品、厨房機器、空調機器、照明器具などです。
これらの初期費用はできるだけ低く抑えた方が良いのですが、お好み焼き屋の場合は鉄板と空調設備にはこだわった方がよいと思います。
特に鉄板は一番の商売道具です。焼きにくかったり、店舗の広さに対して狭かったりすれば、味や回転数など売上にも直結するものです。また、空調が効かないと店内に煙が充満して臭いがつき、お客様に敬遠されてしまう恐れもあります。
開業後の事をを考えた適切な設備投資を行うよう心がけましょう。
関連記事:お好み焼き屋を始めるにはどんな準備が必要?徹底解説! | 若竹学園ブログ (wakatakegakuen.co.jp)
お好み焼き屋を開業するための「スケルトン物件」と「居抜き物件」
物件には契約に応じてスケルトン物件と居抜き物件の2種類があります。
スケルトン物件とは建物の躯体だけの状態の物件で、居抜き物件とは内装設備をそのまま、或いはある程度残した状態の物件を言います。
居抜き物件は内装設備をそのまま流用できるため、初期投資を大幅に抑えられるという点で魅力的ですが、ある程度その内容に妥協が必要な事があったり、居抜き物件には造作譲渡金というものが発生するときがありますので、その金額が妥当であるかなど注意が必要になり、却って高い買い物になったりするリスクもあります。
スケルトン物件と居抜き物件、それぞれのメリットとデメリット
例えば、スケルトン物件のメリットは、レイアウトやデザインが自由にできることや、必要な分だけ新品の設備を導入できることです。
スケルトン物件のデメリットは、新装工事や設備投資があるため入居コストが発生することや、工事期間によっては入居からオープンまでの期間が長くなることです。
居抜き物件のメリットは、新装工事や設備投資が不要なため入居コストを抑えられることや、工事期間が少なくなるため入居からオープンまでの期間が短縮できることです。
居抜き物件のデメリットは、レイアウトやデザインが自由にできないことや、残された設備に不備があっても貸主側は修理補償しない場合があることです。
お好み焼き屋を開業するメリット、デメリット
次にお好み焼き屋を開業するメリットを3つ、デメリットを1つご紹介します。
お好み焼き屋を開業するメリット
【メリット1】高度な調理技術がいらない
レストランや割烹のように長年の経験を積む必要はなく、基本的な技術を身につければ、アイデアや工夫次第でお客様に喜んでいただけるメニューを提供することができます。
【メリット2】利益率が高い
お好み焼きの材料は比較的安く手に入ものばかりです。メイン食材の小麦粉も安価で入手できて保存がきくため原価率は低くなりますし、冷凍食品を使えば食材のロスも防げます。また、プロの料理人を雇う必要がないので人件費が抑えられます。
【メリット3】イートインとテイクアウト両方の形態で提供可能
お好み焼き、焼きそばは、その形状からテイクアウトに適しています。手軽なおやつとして食べたり、昨今の家食の普及で、日常の食事にプラスしたおかずや、ホームパーティーメニューに加えられるなど、、店内食と併せてさらなる売上アップが期待できるメニューなのです
お好み焼き屋を開業するデメリット
お好み焼き屋を開業するデメリットとしては、客単価が低くなりがちなことです。『気軽に食べれる大衆料理』というイメージが、お客様にとってお金を使うことにブレーキがかかるようです。
なので、客層に合わせてアルコールと一緒に召し上がったいただくサイドメニューやデザートメニューを組み合わせたりして客単価を上げる工夫が必要です。また、一部厨房で完成できるメニューを取り入れて料理の提供時間を短縮して回転率を上げるなど、販売数を伸ばす工夫する必要があります。
お好み焼き屋を開業、成功させるためには?
お好み焼き屋を開業して、大きく売上を伸ばすためにはどのような戦略が必要なのでしょうか。
4つご紹介します。
お店の場所
お好み焼きはお子さんからお年寄りまでみなさんに愛される料理ですが、それだけにターゲットとする顧客が集まる場所を選定することが大切になります。或いは、既に出店場所が決まっているのならその立地に合ったやり方で出店計画をたてる必要があります。
例えばオフィス街であれば昼食は速さが要求されますし、会社帰りのサラリーマンが好まれるメニューを用意します。仕事中に昼食を取りたい女性のターゲット顧客が多い場所で、ボリュームたっぷりで濃い味付けで提供時間の遅いお好み焼きをイートインのみで提供したとしたら果たしてお店に来てくれるでしょうか。
出店場所の地域性を踏まえたお店作り、メニュー作りが重要です。
メニューの工夫
ターゲットとする客層に合ったメニューを用意するのも大切ですが、他店と差別化するメニュー作りをすることも必要です。
このお店でしか食べれない、あるいは競合店では食べられないお好み焼きをメニューに加え、差別化することを心がけましょう。ターゲット顧客が他のお店に目移りしてしまわないような魅力あるメニュー構成にできればなおよいでしょう
インターネットを使う
SNSは無料で情報発信することができる中小規模の飲食店にとっては非常に強力な宣伝媒体です。SNSの良いところは一方通行ではなく双方向でお客様の反応がすぐにわかり、メニューやサービスの改善にスピーディーに対応できることです。また、他店も情報発信している場合、その内容を参考にすることもできます。
Google広告やYahoo!広告など、実店舗の販売戦略に合った手法を取れる広告媒体はインターネット上にたくさんあります。これらは安価でたくさんのターゲット顧客に自分のお店を知ってもらうことができるので、ぜひ活用してみてください。
開業前に学校に通う
ここまで記載した内容は、お好み焼き屋を開業したい人であれば誰でも覚えておいてほしいことですが、実際に開業するとなるともっと踏み込んだアドバイスがほしいと思う方も多いのではないでしょうか。
そのような場合にぜひ活用してほしいのがお好み焼き屋開業のノウハウをたくさん持っている専門的な学校です。
味の良さをどのように追求していくかから経営に関することまで、開業したい一人一人の生徒に寄り添った内容を教えてくれるので、不安に思うことがあれば学校に通うのを検討してみるのがよいでしょう。開業までの時間を短縮する意味での学校を活用すると良いでしょう。
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まとめ
お好み焼き屋を開業するには事前に届け出が必要で、資格取得や資金の調達などさまざまな準備が必要なことがわかりました。
必要あれば学校で基礎をしっかりと学び、先生のアドバイスに耳を傾けて、ターゲット顧客を喜ばせることのできるお好み焼き屋として成長し続けていってください。