お好み焼きが好きなのでいつか自分でも開業したいと思っているけれど、自分一人で1から行うのは心細いと感じている方はいらっしゃいませんか?
この記事ではお好み焼き屋を開業するために資金面、知識面で受けられるサポートについてまとめてみました。
お好み焼き屋を始めるには?かかる資金はどれくらい?
店舗の敷金・保証金、内外装工事費、給排水工事費、機械設備費、備品にかかる費用などは規模によっても違いますが、15坪~20坪の広さですとおおまかに500万円~1000万円ほどが相場と言われます。
店舗のイメージと客層を考え、どこに費用を多くかけるか、また削減するかを導き出してみましょう。
お好み焼き屋を開業する資金の融資方法
融資というと銀行や信用金庫をまず思い浮かべる方が大半ですが、中小企業や新規起業家への創業融資に力を入れており、比較的新規出店でも融資が受けやすいのは日本政策金融公庫です。
融資制度は種類がたくさんありますが、創業融資としては「新規事業資金」「女性、若者/シニア起業家支援資金」などがあるので詳細は日本政策金融公庫のホームページより確認してみましょう。
日本政策金融公庫 ホームページ
また、新規の場合は運転資金での融資はハードルが高く、設備資金としての融資が比較的おりやすいといえます。ただ、保証人の有無、担保となる不動産があるかどうかでも条件は変わってきます。
創業計画書、事業計画書などの準備が必要なのは通常の融資と同じです。
お好み焼き屋を開業する時に補助金や助成金を申請
資金調達方法には融資だけではなく公的な補助金や助成金を申請するという方法もあります。
お好み焼き屋の開業時に申請できる補助金を3つご紹介します。
創業補助金
創業補助金とは正式には「創業支援等事業者補助金」と言い経済の活性化を目的に新たに創業する方に対して創業に要する経費の1部を助成する国の補助金制度です。
補助率は補助対象と認められる経費の2/3以内で、補助額は最低50万円~最大1000万円です。
申請方法や必要書類などの詳細は創業支援等事業者補助金のホームページで確認してください。
創業支援等事業者補助金ホームページ
また中小企業基盤整備機構が運営する、中小企業とその支援者、創業予定者とその支援者のためのポータルサイトJ-net21には補助金・助成金情報など、全国の中小企業向け施策を毎日更新していますので調べてみてください。
事業継承補助金
事業継承補助金は事業を引き継いだ中小企業・小規模事業者が事業継承後に新しい取り組みを行うことに対して補助金を交付します。
事業承継期間は2017年4月1日~2020年12月31日と定められています。
詳しい補助率や申請フローは事業承継補助金事務局のホームページで確認してみてください。
地域再生中小企業像行助成金
地域再生中小企業像行助成金は失業者の多い地域で雇用創出の機会が高い創業者に対し、65歳未満の就職希望者を雇用保険の被保険者として2人以上雇用した場合に、新規創業にかかる経費と雇い入れにかかる費用が助成金として給付されます。
平成25年年5月15日に廃止されてしまったため、会社の設立、個人の場合は事業の開始がそれ以前が条件となりますので、厚生労働省のホームページで参考情報としてごらんください。
お好み焼き屋の開業支援をしてくれる企業や機関は
お好み焼き屋を開業する上で受けられる資金面でのサポートについてご理解いただいたところで、次は知識面でのサポートについて2つご紹介します。
商工会議所や商工会
地域の商工会や商工会議所では個人事業主や中小企業の経営相談や融資のあっせん、経理の記帳指導、人材採用サポートや労働保険事務事務組合など、会社のや事業に関わる様々な相談や事務手続きのサポートを行っています。
独自の開業スクール、創業スタートアップセミナーなどを開講して創業支援活動を行っていますので一度相談されてはどうでしょうか?それぞれ会費が必要ですので店舗の実情に合わせて選んでも良いと思います。
商工会と商工会議所はよく似た名称ですが、内容が異なります。
商工会とは、主に町村エリアで、商工会議所は主に市エリアを管轄して活動していますが、地域によっては重なっているところもありますので確認してください。
詳しくはこちらをご覧ください
商工会と会議所の比較 | 全国商工会連合会 (shokokai.or.jp)
お好み焼き屋のフランチャイズやプロ養成学校ではお好み焼き屋の開業支援として専門の学校があります。
味作りから資金繰りの方法、最新のマーケティング理論に基づいた知識的なサポートまでしてもらえるので一度じっくりと勉強してから慎重に開業したい方におすすめです。
若竹学園のお好み焼き短期集中コースのご案内はこちら
お好み焼き屋を開業する際の具体的な準備や資格についてはこちらの記事も参考にしてみてください。
まとめ
お好み焼き屋を開業するには資金面でも知識面でもさまざまなサポートが受けられるので、一人で何もかも抱え込まず相談できる先を見つけてひとまず話をしてみることが大切だとわかりました。
さまざまなプロの先生方のアドバイスを素直に受け入れることで、自分では気づかなかった新しい発見があるかもしれません。
必要な時は遠慮せず助けを求め、よりお客様に喜ばれるお好み焼き屋さんを開業してみてください。