飲食店を開業するのが夢だけれど、開業資金として具体的にどのくらいの金額を目標として資金を準備すればよいのかわからないとお困りの方はいらっしゃいませんか?
この記事では飲食店の開業資金として必要な金額をその内訳も含めて詳しく解説します。
飲食店の開業資金~物件取得費
開業する際に次の5項目の費用の合計が物件取得費となります。
①保証金
②礼金
③仲介手数料
④譲渡代金(居抜き物件の場合)
⑤前家賃※
これは不動産屋の物件情報にて確認できます
※家賃は売上の10%以内に納まらなければならず、家賃を10倍にした売上が見込める物件かをみる。
飲食店の開業資金~内外装費
次に内外装費です。
外装工事費は主に壁、看板施工費などで、DIYが得意な方であれば自分で行って資金を節減できます
内装費は物件がスケルトン物件が居抜き物件かによって変わってきます
居抜き物件とは以前の賃借人が内部設備をある程度残した状態の物件
スケルトン物件とは建物の躯体だけの状態に原状回復した物件のことです。
参考:
居抜き物件では部分改装となるので資金は約200万円~約300万円(10坪程度)
スケルトン物件の場合全ての設備を1から揃える必要があるため600万円~800万円(10坪程度)
飲食店の開業資金~什器・備品
什器・備品は最近中古市場が活発なので、経費節約の為、中古品を買う事をおすすめします
モノにもよりますが、坪あたり10~15万円とみておきます
飲食店の開業資金~運転資金
日本政策金融公庫が2013年に行った「生活衛生関係営業の景気動向等調査」によると約6割の飲食店が事業を軌道に乗せるまでに半年以上かかり、開業時に自己資金が不足していたと感じる人が26.8%いたそうです。
これらのことから飲食店を開業する場合、運転資金は6か月分準備するのが望ましいと言えるでしょう。
飲食店の開業資金~生活費
飲食店の開業資金の内訳の5つめは、生活費です。
飲食店を開業する時に意外と忘れがちなのがこの生活費の準備ですが、開業資金として手持ちのお金を全て飲食店開業に回すのではなく、半年~1年間程度は生活できるだけの資金を手元に残しておくことが大切です。
まとめ
飲食店の開業資金の内訳は内外装費・運転資金・什器と備品・物件取得費・生活費の5つで、スムーズな開業につなげるためにもある程度余裕を持った金額を準備した方がよいとわかりました。
この記事も参考にして、ぜひ自分に適した金額目標を立てて飲食店開業を目指してみてください。